前回はメールが届かないという現象が起きたときに、まずエラーメールが届いていないかを調べてみようと書きました。
実際にエラーメールが見つかればそこに問題のヒントが書かれていることが多いので、それについて今回は説明します。
エラーメールはここを見る
エラーメールには英語で書かれていることが多く、慣れていないと分かりにくいのですが確認すべき箇所はそれほど多くありません。
では、具体的に見てみましょう。
メール本文の上の方に次のような文面があれば、どのメールアドレスに関連したものかをまず特定することができます。
「The following address had permanent fatal errors」と書かれた次の行です。
もしここに書かれているメールアドレスに見覚えが無ければ、
- 外部から送りつけられたスパム・迷惑メールによるもの
- 本来の宛先から転送された先のメールアドレスによるもの
の可能性があります。
※転送先で発生するエラーについては、別途説明します。
さらにこのメールの先を見ると、エラーの内容が書かれています。
この時に色をつけた箇所に注目してください。「User unkown」と書かれています
User unkown
このエラーは、メールを受け取った側で「該当するアドレスがない」というもので、メールアドレスに間違いがあることを意味しています。
メールアドレスの間違いといっても、次のようにいろいろあります。
- スペルミス、タイプミス(文字を間違えた、打ち間違えた)
- ドット「.」がカンマ「,」になっている
- スペースが含まれている
- 全角文字になっている(メールアドレスは半角英数字でないとダメです)
このうち、「全角」になっているものについては、見た目の文字は同じため使っているフォントによっては気がつきにくいことがあります。
「@」マークだけが全角になってしまっているケースなどは本当に区別し難いものです。
そういった時は、メモ帳アプリやテキストエディタなどに、メールアドレスをコピー&ペーストして、本来のメールアドレス(半角で入力したもの)と比べてみると分かりやすいでしょう。
このエラーについては、対応はカンタンです。正しいメールアドレスに書き換えれば良いだけです。
次回は、他のエラーについて説明します